家探しを始めた方は、まずはこちらをご覧ください!
マイホームの購入は一生に一度、出来る事なら失敗したくないですよね。でも、家探しって何をしたら良いのか分からず「とりあえず住宅展示会で情報収集!」「まずはプロに相談してみようかな」と考えている方は結構多いのではないでしょうか。
まずは一度、立ち止まりましょう。
そうした積極的な行動は決して間違いではありません。ただし、具体的な目的が無いまま行動してしまうと大きな失敗や後悔に繋がります!今回は、そんなよくある失敗例と具体的な回避方法についてまとめました。
家探しを失敗させやすい行動
下調べがないまま、いきなり住宅展示場に行く
基本的に住宅展示場に立っているモデルハウスは、全国的にも大手の住宅メーカーがひしめいており、しかも各社のこだわりや施工技術を詰め込んだ「理想の住宅」です。ついつい気持ちが高ぶって、住宅メーカーに勧められるがままに土地の相談まで進めてしまいそうになります。
※とあるパパの経験談です。
「それの何が悪いの?順調に話が進むんなら問題ないじゃん!」と思われるかもしれませんが、それこそが注意すべきポイントです。
モデルハウスの広さや設備のグレードだけを見てしまう
先に説明した通り、住宅展示場のモデルハウスは「理想の住宅」ですが、実際の家に導入するとなると、どれも目玉が飛び出てしまうような費用が掛かりますので、あまり現実的ではありません。ですので、住宅展示場では「各メーカーは何を売りにしているのか」「どんな雰囲気のインテリアなのか」の現地確認する、くらいの感覚で臨んだ方が良いでしょう。
とりあえず勧められるまま、アンケートに個人情報を書いてしまう
実際に見学して興味を持ったメーカーならまだ良いですが、「ちょっとイメージと違うかな」と思ったところでも、親切に対応して頂いた担当者に「アンケートの記入をお願いします」と言われてしまったら、断りづらいですよね。最近は「コロナウィルス対策で、電話番号の記入をお願いしています」何て言う必殺技(笑)を繰り出されることもあるようです。
ただ、不用意にアンケートを記入してしまうと、望まない営業を受けた、なんて事例もありますので、もしアンケート自体断りづらければ「まだ色々検討したいのでとりあえず営業は遠慮します」と伝えた方が、お互いのためかと思います。
気持ちが盛り上がりすぎて、その場で一気に家づくりの話を進めてしまう
「色々見た中でも、このメーカーを最有力にしたい!」という気持ちがあれば別ですが、その場の感情に流されてはいけません。
しっかり他のメーカーと比較・検討しましたか?マイホームは新築に拘らずとも中古もありますし、住宅展示場にはない住宅メーカーや工務店など、沢山の選択肢があります。早々に選択肢を絞ってしまったばかりに、「このメーカーの方が理想に近かった・・・」などの後悔に繋がらぬよう、初回の見学は情報収集に徹しましょう。決めるのはその後でも遅くありません。
下調べがないまま、いきなり不動産業者(もしくは仲介業者)に行く
こちらも住宅展示場と同様に、当面の「情報取集」として活用頂くのはおススメしますが、その情報収集が不十分な状態で物件を契約してしまうことは決しておススメ出来ません。特に、以下の2点については実際に聞いた話ですので、ご注意頂きたいです。
資金計画が不十分なまま土地を購入してしまう
これは、ある程度情報収集している方でも陥る可能性があるため、注意が必要です。「土地は一期一会、これを逃したら二度とないかも」というお気持ちは痛いほど分かりますが、それは資金計画を十分考えたうえでの判断でしょうか。
例えば、「貯金で土地を購入して家は住宅ローンで購入」とした場合、最も低い金利で住宅ローンを組むためには頭金や手数料の前払いが必要となります。また、その他の家電購入や税金なども考えると、少なくとも住宅購入金額の10%程度の余裕資金は持っておくべきでしょう。
その余裕がないまま先に土地を購入してしまうと、結局住宅ローンの優遇が受けられずに高い金利でローンを組むことになったり、住宅にかけるお金を減らす羽目になり後悔、ということに繋がりかねません。
外見だけで判断して、中古住宅を購入してしまう
特に、リフォーム済み物件で注意が必要です。最近では築年数の古い物件をリフォーム・再販している物件を多く見かけますが、これらは水回りや外壁、内装こそ新築のように修繕されているものの、基本的な内部構造は大きく変わっておらず、「冬寒い家は寒いまま」「地震に弱い家は弱いまま」であることが多いです。
こうした物件を購入し、「冬に暖房をつけても寒いのでどうにかしてほしい」と追加工事を依頼され、想定外の追加費用が掛かってしまった、というケースも少なくありません。
とりあえずカタログを片っ端から取り寄せる
コンビニや書店に置いてある情報誌に、「カタログ一括請求」なるものがあります。一見すると、気になった住宅メーカーや知りたい情報をタダで貰えるオイシイ話ですが、正直あまりおススメ出来ません。理由は単純で、後々面倒だからです。
カタログと引き換えに、あなたの住所宛にDMが延々届くことになります。既に候補から外れた住宅メーカーから、延々と。
家探しを成功させるダンドリ
それでは、これらの失敗を極力減らしながらも「理想の暮らし」を実現するためには、どのように家探しを進めるべきでしょうか。
ここからは、私たち夫婦が進めた実例です。全く後悔が無いわけではないですが、大きな失敗はすることなく家づくりを終えることが出来ました。
まずはSNSを活用しつつ、「理想のマイホーム」を具体化する
私たち夫婦の場合、最初は情報誌を購入しつつ、お互いが気になった間取りや仕様をノートに切り貼りしていました。ですが、途中からかさばるし面倒くさくなり、断念しました。笑
途中で気付いたけど、同じ雑誌を何回か買ってるうちに同じ間取りの紹介が結構あったりして、何かお金が勿体なくなったのも理由のひとつです。笑
その代わりに、ピンタレストやインスタグラム、YouTubeのルームツアーなどを夫婦で共有して、具体的なイメージづくりにシフトしていきました。
特に、ピンタレストは「間取り」「キッチン」「玄関」など、気になった実例紹介などを項目毎にフォルダ分け出来るため、色々使ってるうちに私たち夫婦が潜在的に好きな家の系統が見えてきて、後の家作りにも生かすことが出来ましたのでおススメです。
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施工業者探しは焦らず、色々な選択肢に触れる
先のモデルハウスの件でも触れましたが、大事なのは「早々に選択肢を絞らないこと」です。もしお金が無くて「どうせ自分たちには中古物件しか買えないだろう」と思っていても、中古リノベーションで安く新築に近い家を建てられたかもしれません。逆に、本当であれば中古住宅でも事足りる性能しか求めていないのに、「家は新築が当たり前」と考えていてはお金も勿体ないですよね。色々な業者から色々な意見を聞くことで、より自分の価値観に近い施工店を選べる可能性も増えていきます。
余談ですが、施工業者によっては方向性や意識の違いがあからさまに見え隠れすることもあります。笑
そういえば、「中古リノベは絶対にやめた方が良い」って全否定する工務店の社長さんも居たよね。最終的に決めた工務店さんとは真逆の考えだったね。
そこは新築を売りにしてたし、「自分のとこで新築を建ててほしい」っていう気持ちから中古を否定するような言い方をしてたのかも。最初からその工務店で決めちゃってたら、ウチも中古リノベーションで建てようとは思えなかったかもしれないよね。
物件(土地・中古)探しは先に決めない
私たちの場合は中古リノベーションでマイホームを購入しましたが、元となった中古住宅は、施工して頂いた工務店と相談したうえで決めた物件でした。
正直、私たち素人では物件の良し悪しを見抜くには限界があります。でも、選択肢を増やす過程で信頼できそうな担当の方が見つけられたら、そうした相談も乗ってくれるかもしれませんし、別の良い提案を頂けることだってあります。
決して不動産業者や仲介業者を否定する訳では無いですが、彼らは「売る側のプロ」であって「構造のプロ」ではあることは稀です。実際に家づくりをする立場の意見があった方が、少なくとも大きな失敗には繋がらないのではないでしょうか。
まとめ:家づくりの苦労も「楽しむ」ことが成功のコツ
いかがでしたか?多くの方にとって、マイホームは一生に一度の買い物です。それだけ大きな買い物だからこそ「プロに任せる」だけでなく、私たち自身も納得出来る家にするため、十分な勉強が必要なハズです。
苦しくても色々知っていくことで、やれること・提案できることが増えてくれば、家づくりはどんどん「楽しく」なります。そしてそれは、あなたの家づくりが「理想の家」にまた一歩近づいた証でもあるんです。
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